2005-01-01から1年間の記事一覧

ヒストリー・オブ・バイオレンス

デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の原作コミックを読んだ。田舎町のコーヒーショップのマスターが、強盗二人組を撃退してマスコミに「ローカル・ヒーロー」として取り上げられる。 すると、そのコーヒーショップに…

オタは頭を撃て!

今日『ワシントン・ポスト』紙の報じたニュース。 http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/08/03/AR2005080301867.html世界各国の警察組織で構成する国際警察長協会(IACP)は、自爆の恐れがあるテロリストを発見した場合、頭部を銃…

脅威のスポーツ「マーダーボール」

今日のTBSラジオ「ストリーム!」では映画『マーダーボール』について話します。 近未来、管理社会では、人間の暴力衝動をコントロールするため、マーダーボールと呼ばれるスポーツが人気を呼んでいた。 それはアメフト、ラグビー、バスケットボール、ア…

ハリウッド版「ぶーりん」にクリスティーナ・リッチ主演

「プロザック・ネイション(邦題はうつ依存症なんとか)」がアメリカではビデオスルー、 ウェス・クレイヴンのホラー「カーズド」が残虐シーン大幅カットで骨抜きにされて大コケ、 と、不遇続きのクリスティーナ・リッチ。 最近よかったのは「サーティーン」…

サンフランシスコ・クロニクル紙のオタク記事に登場

http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/g/a/2005/07/07/apop.DTLこのインタビューの引用だった。 http://www.animenewsnetwork.com/feature.php?id=207 今日はサンフランシスコ・シンフォニーの「バッグズ・バニー・オン・ブロードウェイ」を観に行った…

ロブ・ゾンビ版「時計仕掛けのオレンジ」The Devil’s Rejects!

ロブ・ゾンビ監督『マーダー・ライド・ショー』の続編『デヴィルズ・リジェクツ』に行った。 客席は黒Tシャツと白塗りのGOTH一色! ピアスしてないのはオイラくらいのもんだ。 で……映画の内容だが、これが……なんと感動作なのだ。 もう大泣き。マジで。 …

パンチ・シスのSW原稿検閲が世界に報じられたよ!

http://www.pliink.com/mt/marxy/archives/000627.html コメント欄でも議論が白熱してるぞい。 ところで「はてな」は、捨てハンによるコメントを規制するシステムをいつになったら実施するのだろうか。

30日間イスラム修行

『スーパー・サイズ・ミー!』で30日間マクドナルドを食いまくった男モーガン・スパーロックがクリエイトしたTV番組がアメリカで始まっている。 その名も『30デイズ』、要するに毎週違った30日間チャレンジをしていく。 ただしテレビの放送は毎週なので、…

ウィリー・ウォンカ怖すぎ!

ティム・バートンの新作『チョコレート工場の秘密』の予告編がかかるたびに アメリカの映画館では爆笑と悲鳴があがる。 時には「ネバーランド!」「マイコー!」という声もかかる。 世界中の子供たちがあこがれるウィリー・ウォンカのチョコレート工場に招待…

南アフリカ共和国の雑誌にインタビュー掲載

みんな勘違いしないで! FOXはいい会社です! いい人ばかりです! 悪いのはシスなんですーったら! シスは他の配給会社二社の顧問までやってるんです! 逆らうと業界で生きていけないんですー! さて、またインタビューされちったよ。それも南アフリカの…

ドラゴン怒りのインクレディブル!

チャイナタウンで買った『精武家庭』を観る。 アンソニー・ウォン扮するお父さんは、高校生の男女二人の子供を抱える男ヤモメ。 「こう見えても父さんはクンフーの達人で、英国統治時代は女王陛下のシークレットサービスだったんだぞ」と、 悪のニンジャ軍団…

アメリカで童貞がモテている?

今、発売中のRolling Stone誌を読んでたら、ブッシュ政権とキリスト教右派が推進している絶対純潔主義教育についてのルポが載っていたんだけど、 そのなかで、キリスト教の信仰で童貞を貫く20歳代の若者ダンバー君が、友人たちとバー(この場合、男女が出会う…

じゃあ、何なんだ?

6月11日の日記のコメント欄 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050611 にinfo-lab6と名乗る不思議な人が匿名で書き込んできました。 その6月11日の日記の内容は、映画配給会社のある人が、オイラの署名入りのコラム原稿に、固有名詞の間違いや著作権の侵…

『シスの復讐』は、今、日本の映画業界で起こっている現実だ!

国際電話でTBSのSプロデューサーと火曜日の午後2時からの放送について打ち合わせ。 「二週連続でこんなことを話したいんですよ。業界では自爆行為になるかもしれないんですけど」と持ちかけると、難色を示すこともなく「いいですよ。やりましょう」とO…

今日は吉田豪ちゃんみたいなことを

毎月第三日曜日にエルセリートの日系食料品「八百屋さん」の前で開かれる日本の古本市に行った。 ここイーストベイに住む日本人や日本からの留学生が寄付した本を売っているのだが、とにかく落合信彦の本が多いので笑う。 ただ、どれも70〜80年代までの本だ…

『ランド・オブ・ザ・デッド』速報②ゾンビ家元ロメロ大いに語る

写真は『ランド・オブ・ザ・デッド』でテロリスト狩りの精鋭部隊に参加させられ、対ゾンビ装甲車「デッド・リコニング」号に乗り込む、娼婦でパンクの女戦士、アーシア・アルジェント姐御! ジョージ・A・ロメロに会った。以下は彼の話のダイジェスト。イン…

ゾンビ家元ロメロ健在!『ランド・オブ・ザ・デッド』は傑作だった!

祝 ロメロ復活! 『ランド・オブ・ザ・デッド』は傑作だった! ハードコアパンク仕上げのリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』、コメディ版の『ショーン・オブ・ザ・デッド』の大ヒットに対して ロメロ御大は本家元祖家元の本格派ゾンビ映画を見せてくれ…

「ホテル・ルワンダ」の日本公開について

「ホテル・ルワンダ」は、日本公開がないそうです(『Invitation』その他の雑誌の担当者から聞きました)。 で、日本での公開を求めるドン・チードルのファンの人から「何か方法はないか」という問い合わせを受けましたので、いろいろ考えたことを綴って返事…

オレの書いた「スターウォーズ」評を配給会社が検閲!

これは「スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐」に関してオイラがBという雑誌に書いた原稿を映画の配給会社が添削してきたものです。 「スター・ウォーズ」の配給会社は、今回、「事前に原稿をチェックしたうえで写真の貸し出しを検討する」という方…

スター・ウォーズ エピソード3を観た

感想は、TBSの「ストリーム!」で話しました。 明日の午後2時くらいまでネットで聞けるはずです。

グレイシー柔術、日本上陸の瞬間

田野辺君が日本から持って来た本その2. 「大槻ケンヂのプロレス・格闘技世紀の大凡戦! (洋泉社MOOK)」に、 1993年秋、グレイシー柔術の映像が日本で初めて見られた瞬間のことをアメプロ本などでおなじみの黒須田守くんが書いている。 「会社の先輩に当たる…

NIGOって20世紀FOXに版権料払ってるの?

映画秘宝編集長の田野辺くんがサンフランシスコに来た。 おみやげに週刊現代を持ってきてくれたんだけど、 そこに「NIGOが脱税?」みたいな記事が載ってた。 脱税は知らないけど、Bathing Apeのサルの絵って『猿の惑星』の写真を加工したものだけど、あ…

ハリソン・フォードに会ったよ

カナダのバンクーバー空港に飛んで、 某映画の撮影現場を訪問したよ。 主演のハリソン・フォードにもインタビューしたよ。 いやあ、スゴイよ、62歳のインディ・ジョーンズ。 もうシビレる名言の連発。 「俺にはドリーム・プロジェクト(生涯にいつか必ずやり…

かみそり半蔵USA

パトリックから『御用牙』アメリカ版DVDのBOXセットをもらう。 実は、二人でこのライナーを書いたからだ。他にもアメリカ版の『里見八犬伝』『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』なんかのDVDのライナーを二人で書いてます。次はあの『直撃!地獄拳』と…

「ミリオンダラー・ベイビー」の原点

ウェブ連載「スカパー!シネマ倶楽部」に、クリント・イーストウッド監督『愛のそよ風』について書きました。 http://cinemaclub.skyperfectv.co.jp/Column/index.html これは17歳のヒッピー少女と55歳の不動産業者との年の差愛を描いた1973年の映画で、…

You might be a REDNECK IF……(クズ白人の条件)

ジェフ・フォックスワーシーというスタンダップ芸人がいて、最近、続けざまにライブ映画を公開したりして人気なんだけど、彼の持ちネタはREDNECKギャグ。 REDNECKは首の後ろに日焼けがあるとことが語源で、貧しい労働者階級の白人を指すんだけ…

風忍が描く「骨法対ゴジラ」!

ゴジラのことを書いてて思い出しちったよ。 オイラ、たしかビオランテの頃、馬鹿な本作ったんだ。 その名も『Theゴジラcomic (宝島コミックス)』。 オイラがやりたかったのは、70年代初めの特撮やアニメのコミカライゼーション。 アレですよ、石川賢の『ウル…

Bukkakeは知っててもそれだけじゃ困ります。ABCDEFG…

グラビアは死体や奇形の写真、読者コーナーはタトゥーやピアスのGOTH娘の恋人募集写真だらけの爽やかなイギリスの雑誌『BIZARRE』は、『バトルロワイヤル』特集をやったり、三池崇史や『子連れ狼』が登場する日本通なところがあるが、先月号でJAPANSE SE…

ななこSOSと右翼(続き)

「ななこSOS」と右翼の続き。 僕が編集した右翼の本に怒ったもう一つの右翼団体は上野にあった。 大喪の礼の時、僕らは愛国党の赤尾敏先生と共に皇居に行ったんだけど、 そこでひときわ大きな国旗を掲げた右翼団体が行進する姿を写真に撮って掲載したのだ…

「ななこSOS」と右翼

吾妻ひでお先生の「失踪日記」がらみで「ななこSOS」という言葉をひさしぶりに聞いて、ある人を思い出した。 昭和天皇が亡くなった頃、25歳の僕は『宝島』編集部を関川編集長から追い出された。 当時の宝島はレベッカや渡辺美里やユニコーンなどメジャー…