「恋の腹痛」キュルルルルーッ!

TomoMachi2005-04-02

太田出版の北尾さんが井口昇監督の単行本『恋の腹痛、見ちゃイヤ! イヤ!』を送ってくれた。
しかし、なんてタイトルだ。


井口監督は真面目に恋愛を突き詰めた傑作『恋する幼虫』の他にスカトロAVで知られる人。
この本は中学生の頃、初恋の少女が脱糞する姿を妄想して初めてのときめきを覚えた体験に始まり、井口監督のうんこと恋とAVの思い出がつづられている。
目次から見出しを並べるよ。
「演歌と浣腸」
「オナラはすごいよ」
「街で見かけたうんち」
「失恋とうんこ」
「うんこな恋」


もっとあきれたのは巻末の索引。こんな項目が並んでいる。
「ああっ」
「あっ」
「あふぅ」
「あふぁっ」
「イヤッ」
「いやーん」
「ううっ」
「うへえっ」
「うんこ」
「うんち」
「うんちさん」
「キュルルル」
「ギュルルルルルゥーッ!」
ドカベン


こんな項目、誰が検索するの?


「うんこな恋」には弓月栄子さんというスカトロでマゾでバイセクの美人AV女優への恋心が描かれている。
彼女への愛を示すために井口監督が彼女のゲロを飲み、うんこを食べて、「どうだ、僕の愛が伝わったか?」と思うと、彼女に暗い顔でこう言われてしまう。
「井口さん、自分だけで暴走してるじゃないですか」
……思い込みの激しい男にとって恋愛って本当に難しいですな。


この弓月さんって、伝説のカルト女優卯月妙子さんですよね。
彼女のHPを読むと、スカトロ、バイセク、マゾのうえに精神病にもなって障害者手帳までゲットしたそうですが、経歴が本当にすごい。
http://uzukino.at.infoseek.co.jp/index.html