トラウマ映画『早春』は「傷だらけの天使」の原点

TomoMachi2008-06-05

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今回はひさびさの「トラウマ映画館」で、1970年の『早春Deep End』という映画について話します。


監督のイエジー・スコリモフスキーポーランドロマン・ポランスキーの『水の中のナイフ』のシナリオを書いた人。『早春』はロンドンで撮影したイギリス映画。スコリモフスキーは最近は俳優としてクローネンバーグの『イースタン・プロミス』でロンドンに住むロシア人を演じている。


主演はジェーン・アッシャーポール・マッカートニーの婚約者だった赤毛のモデル。ここではヌードも披露している。
『早春』はロンドンの公衆浴場で働く15歳の少年が同僚のジェーン・アッシャーに恋をするが、彼女は風呂の客と売春したり、主人公の高校の体育教師の愛人だったり、ヌードモデルをしてたりする。
彼女に恋した少年はストーカー行為を繰り返し……という、せつなく悲しく、怖い童貞映画。
テレビドラマ「傷だらけの天使」でショーケンが水谷豊をアイドルの等身大の立て看板と一緒に風呂に入れてやる場面の元ネタだと思われます。