オンラインゲームでバカでもわかるブッシュ政権の犯罪

TomoMachi2004-10-26

「ブッシュ・ゲーム」を知ってるだろうか?
http://www.emogame.com/bushgame.html
5月からやっている反ブッシュ・オンライン・ゲームだ。


ダースベイダーの指令で地球を破滅させようとするブッシュ政権(ブッシュ自身は何もわかってなくて閣僚の言いなり)。
閣僚にはなぜか「百獣王ゴライオン」(アメリカではボルトロン)も参加し、自由の女神を土下座させる。
この惨状に怒ったハルク・ホーガンは、肥満したヒーマン(マテルのオモチャ『マスター・オブ・ジ・ユニバース』のヒーロー)と、入院中のミスターTを率いて、ブッシュ打倒の戦いを始める。


プレイヤーはホーガン、ヒーマン、ミスターTを操るのだが、これでわかるようにテイストは80年代、ゲームのビジュアルも当時のマックのゲームみたいになっている。


プレイヤーは十字キーで移動、スペースキーで射撃して、金持ちのブタども(雑魚キャラ)を倒しながら、ホワイトハウスエンロンなどブッシュ政権の牙城に入って、ゴライオンを倒す5つの鍵を手に入れる。
その過程で敵に捕らわれたクリストファー・リーブブッシュ政権の幹細胞研究禁止の被害者)、ロジー・オドネル(レズビアンのコメディアン、ブッシュのゲイ結婚禁止の被害者)、ハワード・スターン(下品DJ。ブッシュの放送倫理締めつけの被害者)などを助け出して仲間にしていく。
自分のキャラが死んだら画面上のキャラクター・リストから次々に交代できる。


各面のボスキャラは、国土安全保障省のトム・リッジ、大統領顧問のカール・ローヴ、国防長官ラムズフェルド、副大統領ディック・チェイニー、それに莫大な減税を受けているパリス・ヒルトン、FCC(連邦通信委員会)のパウエル会長、ブッシュに献金していたエンロンの経営者など。
なかでも巨大なブッシュ父とブッシュ母は強敵で、この老夫婦はケダモノのようにセックスしながら襲ってきて、父ブッシュは日本でも吐いていたゲロ爆弾で、母ブッシュは股間から次々とバカ息子たちを産み落として攻撃してくる。


このゲーム、ただバカなだけではなくて、ブッシュがこのままだとアメリカを滅ぼすかもしれないという事実を数字をもとにしてきちんと解説する。
たとえばクリントン政権が終わる頃には2千3百億ドルもあった政府の黒字がブッシュ政権の四年間でなんと5千億ドルの赤字に転落した。
すでにブッシュは社会保障年金の備蓄も使い果たしてしまった。このままさらに4年間ブッシュ政権が続くとアメリカという国は再起不能になるだろう。


原因は無駄な戦争と金持ち向けの減税である。
たとえばウチは年間数万ドル(数百万円)の税金をアメリカに払っている(アメリカの税率は30パーセント。10万円の原稿料でも手取りは7万円だ)がブッシュの政策で減税された額は年間わずが数百ドル(数万円)に過ぎない。
しかし年間100万ドル(一億円)以上の税金を払っている国民のわずか2パーセントの富裕層だけはブッシュの減税で、莫大な利益を得た。
たとえばチェイニー副大統領自身はこの減税で40億円以上も得しているのだ。
誰のための減税か、もちろん自分たちのためだ。


中産階級からいちばん多くの税金をふんだくり、それを学校や公共投資にまわすのではなく、爆弾を作って貧しい国の子供に落としてるんだから、オイラが頭にくるのもわかるだろう。
このオンライン・ゲームは誰にでもわかりやすくブッシュ政権の恐ろしさを教えてくれる。