ホソキを叩いてエハラをヨイショしてジャーナリズムか?

「信者」からの抗議というか嫌がらせのメールが山ほど届いてメールボックスがあふれそう。
 なかには英語で「you would regret what you said」と書いてある手紙まであった。
「あなたはきっと自分が言ったことを後悔するでしょう」って、「吐いたツバ飲まんとけよ」という脅しでしょうか?


 でも、まあ、彼らは悪くないよ。
 人はどんなものでも信じる権利があるから。
 それをギャグのネタにされたら怒るのは当然でしょう。

しかし、本当に許せないのは、このような「宗教」を無批判にヨイショしているメディアだ。
なかでも、細木数子をさんざん叩いたくせに彼をバックアップしている週刊現代は、まったくジャーナリズムの風上にも置けない。
だって、どっちも同じじゃん!
人は何を信じても自由だし、その出版社が占い師や宗教家や霊能者の単行本を出すのは商売だからいい。
でも、いちおう公平な報道の皮をかぶっている週刊誌だろ?
もちろん、宣伝費をもらってPRページを与える分には商行為だから問題ない。
しかし、編集部がその内容に責任を負う記事ページを、特定の企業や政党や宗教的行為にPRの場として提供していいのか?
それは、テレビやラジオの場合、倫理規定違反行為だ。
雑誌にはそういうルールがないけど、出版不況の今、宗教本みたいのしか売れない現状があるとはいえ、雑誌編集者としては職業倫理上、絶対に超えちゃいけない一線だったんじゃないの?


でも、どの雑誌も本当にヒドイけどね。
ファッション雑誌のファッション・ページのほとんどは、何も書いてないけどアパレル・メーカーから金もらってるし、ダ・×ィンチで書評する本も、ロッキング×ンの雑誌で扱うアーティストや映画もみんな金で決まる世の中なんだ。

だからもう何も信じるな!