ストックホルム「ミレニアム」ツアー


今日はデヴィッド・フィンチャー監督のインタビューの前に、スティーグ・ラーソンの原作『ミレニアム』シリーズの舞台となる場所の徒歩ツアー。案内してくれるのはストックホルム市博物館のスタッフ。

まずは、主人公のミカエル・ブロムクヴィストが住んでいることになっているアパート。文中では分譲を買ったことになっているが、実際はこのへんの建物は歴史的に貴重なので市が管理して一般に賃貸させている。

次にそのアパートから一望のもとに見渡せるストックホルム。向こう岸に小さく見える塔が市庁舎。ストックホルムの人口わずか200万人だが、スウェーデン全人口900万人の2割以上が集中している。こちら(南側)のほうが収入が多い人が住んでいるそうだ。

今度はマリトーゲットという公園。ラーソンはこの公園のベンチにたたずむことが多かったそうだ。

アーティストが多いというゲートガータン通りにあるビルの2階にミレニアムの編集部があることになっている。
この道にはパブやクラブが多い。
『ミレニアム』シリーズは全世界で800万部を超えるベストセラーになったが、ラーソンは一冊目の出版前に心臓発作で急死した。
「パートナーの女性とは籍を入れてなかったし、遺書もなかったので、彼女には本の印税や映画化権のお金は全然入らないのよ」と、ガイドさんは気の毒そうに言っていた。