幌馬車の真実を描く『ミークズ・カットオフ』


 金曜日午後3時からのTBSラジオ『キラキラ』では、『ミークズ・カットオフ』という映画を紹介します。
 開拓時代の西部で実際にあった惨劇を元にした物語です。


 1845年、西海岸で農業をする土地を求めて、20万人が幌馬車でオレゴンを目指した。
 ヒロイン(ミッシェル・ウィリアムズ)もその一人だったが、スティーブン・ミークという罠猟師が幌馬車で移動する千人の開拓者たちにこう呼びかけた。
「いつものルートで行くと、途中に住んでいるインディアンが幌馬車を襲う。俺は別の近道(カットオフ)を知っている。金をくれればその道を案内する」
 開拓者たちは投票して、ミークについていくことを選んだ。
 しかし、ミークは幌馬車隊を水も木もない砂漠へと引きずり込んでいく。
 水も食料もつき、倒れる者が出てきたとき、開拓者たちは迫られる。ミークを信じてこのままついていくのか……。