イラクから無事に帰還した兵士がアメリカで殺された

TomoMachi2007-11-19

今発売中の『サイゾー』の連載で『エラの谷In the Valley of Elah』について書いてます。

サイゾー 2007年 12月号 [雑誌]

サイゾー 2007年 12月号 [雑誌]

『エラの谷』は『クラッシュ』のポール・ハギス監督作品で、ジョージア州の米軍基地で実際にあった殺人事件を基にしている。
イラクでの戦闘を終えて帰還したデヴィッドという兵士が、アメリカに帰ってきて二日目で行方不明になった。
米軍はディヴィッドを脱走兵扱いにしたが、任期を全うして家に帰るだけだった彼には脱走すべき理由がなかった。
息子が優秀な兵士だと信じる父親(トミー・リー・ジョーンズ)は元MPの経験を活かして、独自に息子探しの捜査を始める。
そして、息子は基地の近くの森で全身を四十箇所も刺された死体で発見された。
イラクの戦場を生き延びた米兵がなぜ、アメリカに着いた途端に殺されなければならなかったのか?

予告編