相楽ハル子の「ブレードランナー」
いよいよ明日は、拙著『ブレードランナーの未来世紀』ISBN:4896919742。
「ブレードランナー」「イレイザーヘッド」「ビデオドローム」「ブルーベルベット」「プラトーン」「未来世紀ブラジル」「ターミネーター」「ロボコップ」「グレムリン」を解説した本です。
ところで、昔、「ブレードランナー」という歌があったのをご存知ですか?
ヴァンゲリスの主題曲に日本語歌詞を無理やりのせた歌かと思ったら、ディスコ歌謡でした。
歌詞は女泣かせの男をブレードランナー呼ばわりしたもので、たしかサビは「He is a blade runner, blade runner」とかいうんだよね。
これを聴いた当時は「なんで、女ったらしがブレードランナーなんだよ! カルト映画に便乗して売ろうってのかよ! そんなん一部のオタクしかわからないよ! 相楽ハル子の歯並びは好きだけど」と思ってた。
そしたら後で知ったんだけど、これはドイツのユーロビート系の歌手レディ・リリーの歌の日本版だったのね。原曲も「BLADE RUNNER」っていうんだ。図版はそのアーティストのジャケ。
もともと「ブレードランナー」は「手術用のメスの密売人」という意味で、リドリー・スコットは単に語感がいいから使っただけなんだけど。
でも、相楽ハル子版はCDで出たらしいから、誰かそれを『ブレラン』にのせてマッドビデオ作りませんか?
それはともかく、みなさん、明日は書店でぜひ『ブレードランナーの未来世紀』をお求めください! よろしく!