サラ・シルバーマンの「ジーザス・イズ・マジック」

TomoMachi2005-12-08

サラ・シルバーマンのスタンダップ・コメディを記録した映画「ジーザズ・イズ・マジック」を観る。


題名は「イエス・キリストは神秘よ」という意味だが、
シルバーマンはユダヤ系なので、その後、こんなギャグが続く。
「で、キリストはどんなマジックを使ったんだっけ?
水をワインに変えた? 水の上を歩いた?
それだけ? なら、自由の女神を消したりしてるデヴィッド・カパフィールドのほうがすごいわ!」

シルバーマンは「サタデーナイト・ライブ」出身だが、美人なのでつまらない役しかもらえず、うまくブレイクできなかった。
日本では『スクール・オブ・ロック』くらいしか公開作はないが、アメリカでは危険な芸人として有名。テレビでChink(アジア人に対する蔑称)をしゃべってガイ・アオキ率いるアジア人差別と闘う団体から激しく攻撃された。
「まったく嫌んなっちゃうわ。あのアオキってやつ。
それにしてもユダヤ人のメディア・コントロールうまくいってないじゃないの」


彼女はアジア人だけじゃなくてユダヤ人から何から何まで攻撃しまくる。
それを何もわからないカワイコちゃんという感じでニコニコと語るのがすごい。
キリスト教徒はユダヤ人がキリストを殺したって責めるけど、困っちゃうわね。
キリストが三日後に復活したとき、もっぺん殺しときゃよかったのよ」


もうタブーも何もないので、客も思わず引くこともしばしば。
アメリカン・エアは911テロを宣伝に利用しないなんてもったいないわね。こんなCM作ればいいのよ。『わが社の飛行機はどこよりも正確に早くお客様を運びます。世界貿易センタービルにも』ってね」


「なんでユダヤ人の金持ちはベンツとかドイツの高級車に乗ってるのかしら。
みんなヒットラーの下で育った会社じゃないの。毒ガス出てくるかもしれないわよ!」