メルモとどろろ

TomoMachi2004-10-14

DVD「アメリカン・ニューシネマ」の字幕をチェックしていて思ったのは、
「これの日本版を作ったら、それは映画よりもTVとマンガの世界になるだろう」ということ。


日本の70年代TVドラマの過激さ、実験性については『男泣きTVランド』『夕焼けTV番長』でマンガについては『まんが秘宝』でまとめた。
今のアメリカは日本のアニメとマンガの大ブームだけど、日本のアニメとマンガにセックスとバイオレンスがあふれていた70年代の作品はほとんど訳されていない。


今は亡き雑誌PULPに「手塚治虫のセックス&バイオレンス」ということで「ふしぎなメルモ」と「どろろ」について書いた時も、「無限の住人」ファンのアメリカ人から「どろろ」のことはこの記事で初めて知ったと言われた。
(ウェブで読めます)
http://www.pulp-mag.com/archives/6.02/sexandviolence.shtml


最近はアメリカのアニメ雑誌『ANIMERICA』に『海のトリトン』や『ザンボット3』などについて書いている。先月発売された「ワンピース」特集号には70年代ポリティカルSFアニメの傑作「空とぶゆうれい船」について書いた。(『ANIMERICA』は日本でもタワーレコードなどに置いてあります)。