先月号のStudio Voiceで北小路きみまろとかいうライターが、名指しじゃないけど、オイラにケンカ売ってたので、面倒くさいけど買ってやって、ちょうど今日発売のStudio Voiceの連載コラムにそのことについて書いた。
他にも、オイラがVoiceとか朝日新聞とかで書いた『キル・ビル』の原稿に反発した連中がいっぱいいて、もちろんオイラもそれを狙って書いたわけで、思った通りなのだが、梅本洋一のようなハスミのケツ舐め爺が反発するのを見ると「釣れた釣れた」とうれしくなってしまうんだが、こいつらが怒ったのは、オイラが「『キル・ビル』の元になった映画をあんたら偉そうな評論家センセは見てないだろアッカンベー」と書いたと思ったからだろうが、それにどうして連中が傷ついたかといえば、連中は「映画に詳しいことは偉い」と思っているからなのだ。だからたとえ『キングボクサー大逆転』みたいな映画でもオイラが「見てるよ〜ん」と書くと、ムカっとするわけだ(普通は“しょうがねえな”と失笑するだけなのに)。で、梅本とか北小路みたいに「そんな映画見てても偉くないやい!」と反発するわけだ。

アホか。

立派な映画だろうとアホ映画だろうと、それをいっぱい見て、いくら詳しくても、最初からちっとも偉くないわい。むしろそんなことで飯食ってるのは申し訳ない恥ずかしいことだろ? 野菜作ったり、セックス提供して暮らしてる人のほうがずっと人の役に立ってるし、真摯な人生生きてるぜ。そういう自覚をもって、オイラは映画について書いてるよ。