キューブリックが映画化したかった『私は誘拐されたい』

TomoMachi2007-03-15

毎週木曜日更新、ポッドキャスト町山智浩アメリカ映画特電』
今週は月イチの「トラウマ映画館」三回目、『私は誘拐されたい』という映画について話します。


これはキューブリックの『現金に体を張れ』、ゴダールの『気狂いピエロ』の原作を書いたミステリ作家ライオネル・ホワイトの「誘拐者たち」が原作のスリラーです。


大富豪の娘(パメラ・フランクリン)が飛行機でパリにやって来る。
空港に迎えに来た運転手はマーロン・ブランド
途中で車にリチャード・ブーン、リタ・モレノが乗り込んできて、
娘を海辺の家に監禁する。
身代金が目当ての誘拐だがリチャード・ブーンは娘に性的興味を示すようになる……。
なぜこの映画が「私は誘拐されたい」なのか……?