hon-nin2号目が届いた


hon-nin2号目が届いた。


吉田豪ちゃんの中川翔子ちゃんのインタビューがいいです。
翔子ちゃんのお父さんは「ねらわれた学園」で手塚真監督と共演してたと思う。
というのは、手塚さんからこんな話を聞かされたことがあるから。
「(たしかロケの後)中川勝ちゃんたちとタクシーに乗ってたら、横から追突されて車がぐしゃぐしゃになって動けなくなった。田舎町で真っ暗で何も見えない。
ただ、手探りすると何かぬるっとした生暖かいものをつかんだ。
ぬるぬる、ぷるぷるして、しかも濡れている。
こりこりしているものもある。
誰かの腹が裂けて、内臓が出てしまったのだ。
いや、自分の腹かもしれない。いきなりすぎて痛みを感じないのかもしれない。
とにかく、ここで誰かが死ぬんだ」
そう思いながら、救急車を待っていた。
車から助け出されて、明るいところでよく見たら、ぬるぬるしてたのは、
タクシーに乗る前に持たされた寿司の折り詰めのマグロやハマチだった……チャンチャン。


hon-nin』の編集後記を読むと責任編集の松尾スズキさんは私生活が大変なようだ。
「本人が本人のことを書く」というコンセプトの雑誌の責任者である以上、そこを書かないわけにはいかないが、でも書くわけにもいかなくて困った、みたいな感じだけが伝わってくる。
この雑誌の突破はそのへんにかかってるんだろう。


みうらじゅんさんも日記の連載を始めている。
みうらさんはかつて「やりにげ」という本で自分がやった女のことを書いちゃった人だから、
今後、すごいことになるかもしれない。
「やりにげ」が出た頃、みうらさんの娘さんはちょうどひらがなが読めるようになった頃で、
自分が読める字を片っ端から声を出して読んでいた。
みうらさんはうれしそうに「うちの娘、大きな声で『やりにげ、みうらじゅん』って読むんだよ。困ったよ」と笑っていた。