「大リーグ最後の4割打者」の遺体を日本人が食べたって??

TomoMachi2006-03-31

 全裸の若い女性が、なぜか熊の毛皮の上に四つんばいになっている。横に回ると、女性のお腹が大きく出ていて、妊娠していることがわかる。
 そして、さらにお尻の方に回ると、股間から赤ん坊が今まさに生まれようとして頭を出している!
 この彫刻を作った彫刻家ダニエル・エドワーズによるとモデルはブリットニー・スピアーズだという。


 ブリットニーは自分のバックダンサーだったケヴィン・フェダーラインと結婚して、彼の息子を生んだ。
 ケヴィンはダンサーとはいうものの無職同然で、しかも結婚して妊娠中の奥さんを捨ててブリットニーの逆玉に乗ったので世間はアキれた。
 ところが彫刻家エドワーズは「ブリットニーはあんなに若いのに母になる道を選んで、最近の若い娘には珍しい」と賛美し、この彫刻を『中絶反対のモニュメント』と名づけたが、ギャラリーには中絶賛成派と反対派から猛烈な抗議のメールと電話が殺到しているそうだ。


 このダニエル・エドワーズという男は、去年も有名人の彫刻で物議を醸した。
 元ボストン・レッドソックスの名スラッガーテッド・ウィリアムズの首を切断した彫刻を発表したのだ。
 テッド・ウィリアムズは「メジャーリーグ最後の4割打者」として野球史上に燦然と輝く名選手で、2002年に死亡したが、 息子のジョン・ヘンリー・ウィリアムズが、「父の遺言に従って」テッド・ウィリアムズの死体保存を「アルコー延命財団」に依頼した。
 アリゾナ州になるアルコー財団は、未来にクローン人間が可能になる頃まで死体を液体窒素で冷凍保存している。全身の保存費用は12万ドル(1千3百万円以上)だが、既に90以上の遺体が保存されているという。
 ところが、ジョン・ヘンリーの異母姉が「父は火葬にしてくれと言っていた」と、裁判所に訴えた。彼女によると、異母弟は父のDNAやクローンを売って儲けようとしているのだ、という。
 結局、2004年に判決が出た。テッド・ウィリアムズの体は姉のものになり、火葬された。しかし、頭部は弟のものとして冷凍保存された。
「テッドは最近首をはねられた人のなかでいちばん有名人だね」という彫刻家エドワーズは、このニュースを聞いて首を切断されたテッド・ウィリアムズの彫刻を作った。
 タイトルは「ベン・アフレックの2004年ワールド・シリーズ・コレクションからのデスマスクテッド・ウィリアムズ記念展示」。
 なぜベン・アフレックかというと、彼がボストン・レッドソックスの熱狂的ファンだからだそうだ。もちろん、この彫刻にも世間から非難されたが、エドワーズは「15000ドルで売るよ」と笑っている。


 さて、このテッド・ウィリアムズ生首切断事件がどのくらい日本で知られているかを調べるためにネット検索したらこんな記事が引っかかった。
http://www.kasugai.com/cmos/index.php3?dir=magazines&file=104

(社名伏せますが実在の日本の運送会社)が、輸送ミスで解凍したテッド・ウィリアムス氏の遺体を再冷凍し、社員らに半額程度で販売していたことが八日分かった。高松市食品衛生法違反の疑いもあるとみて、調査する方針。
(中略)
 同年十二月、団体から「遺体を食べた人が『草野球で4割打者になれなかった』と申し出てきた」との苦情があり発覚。残っていた遺体を焼却処分したという。

え? ま、マジ?
最後のは嘘ニュースでした