TBSラジオ「たまむすび」に毎週火曜日午後3時から出演しています。
今週は日本統治時代の台湾の山岳民族の反乱、霧社事件を描いた『セデック・バレ』について話します。
http://www.u-picc.com/seediqbale/index.html
この映画は「セデック族の誇り高さに日本人が忘れかけていた武士道の精神を見た」というストーリーになっていますが、
実際は、江戸時代の終わりの武士の人口は日本全体のわずか7%にすぎませんでした。
武士とかサムライの精神が日本人全体の精神にされていったのは、霧社事件の後、第二次世界大戦においてだといわれます。
だから、「セデック族の誇り高さに日本人が忘れかけていた武士道の精神を見た」というのは、まあ、日本へのお世辞ですね。