柳下毅一郎『新世紀読書大全』は凄い本だ!

新世紀読書大全 書評1990-2010

新世紀読書大全 書評1990-2010

今日、電話帳が届いた。
と、思ったら、柳下毅一郎くんの『新世紀読書大全』だった。
3段組で650ページ! しかもその1ページ1ページがていねいにレイアウトされている(デザインは高橋ヨシキ)。
懐かしのサンリオから出た「SF百科図鑑」を思い出したよ。
しかも図版選びのセンスが抜群で、『ある島の可能性』の書評にはさりげなくベックリンの『死の島』が添えられていたりする。

どうしてこんな電話帳みたいな本になったかといえば、1990年から2010年までの20年間の書評を集めたからだが、その20年間、誰も柳下の書評をまとめようとする編集者がいなかった、というのが困った話だ。
書評された本は概算すると500冊ほどになる。誰かがアマゾンにリストを作ってください。
ナチスドイツ支配民族創出計画
ヒバクシャ・シネマ―日本映画における広島・長崎と核のイメージ
実録・福岡の犯罪〈上〉
精神鑑定―ケースブック
まんがサガワさん
純愛戦記―届かなくても、愛してる。
ADACHIX―安達祐実写真集
ダメになってもだいじょうぶ―600人とSEXして4回結婚して破産してわかること
Deep Love―アユの物語 完全版
Still a Punk: ジョン・ライドン自伝
「死体の庭」あるいは「恐怖の館」殺人事件
最強伝説黒沢 1 (ビッグコミックス)
むかでろりん
恋の腹痛、見ちゃイヤ! イヤ!