作品賞
「英国王のスピーチ」「トゥルー・グリット」「ソーシャル・ネットワーク」がこの順番で僅差、三つ巴で、どれが勝ってもおかしくない大接戦!
ただ、「英国王のスピーチ」が、「感動的な実話」「共感を呼ぶキャラクター」「ハリウッド映画人のイギリス演劇へのコンプレックス」という三つの要素で、賞に最も近い場所にいるようだ。
監督賞
本命 デヴィッド・フィンチャー「ソーシャル・ネットワーク」
対抗 トム・フーパー「英国王のスピーチ」
フィンチャーが受賞すればオスカー初の60年代生まれ監督の受賞。
ただ、彼より10歳も若いフーパーがいっきに最年少記録を作るか?
主演男優賞
本命(鉄板) コリン・ファース「英国王のスピーチ」
主演女優賞
本命 ナタリー・ポートマン「ブラック・スワン」
対抗 アネット・ベニング「キッズ・オールライト」
ミッシェル・ウィリアムズ「ブルー・バレンタイン」
バレエにレズにオナニーと体を張ったポートマンが「よくがんばりました」賞でしょう。
助演男優賞
本命 クリスチャン・ベール「ザ・ファイター」
対抗 ジョフリー・ラッシュ「英国王のスピーチ」
クラック中毒でガリガリに痩せて、いつもハイでふざけてばかりの兄貴を演じるベール。決して本音を語らない彼が、自分の気持ちをビージーズの歌に託す場面は号泣モノ。
助演女優賞
「ザ・ファイター」で姑と嫁を演じたメリッサ・レオとエイミー・アダムズのホワトトラッシュ演技が激突。
ただ、同じ映画で二人ノミネートだと票が割れるので、「トゥルー・グリット」で14歳の復讐者を演じたヘイリー・ステインフェルドが漁夫の利を得るかも?