昨日のTBSラジオ「キラ☆キラ」で、全米で大ヒットしたコメディ『アイ・ラブ・ユー、マン』について話しました。
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/04/417-1.html
“man”というのは、男に呼びかける言葉。
黒人が「YO、メーン」とか「ワッツ・アップ・メーン」と言うのを聞いたことあるでしょう。
親しい男子同士の間で使う言葉なので、
フツー「ILOVEYOU」のあとには付きません。
「愛してるぜ、お前」ってホモみたいになっちゃうから。
この映画の主人公のピートは、不動産会社のエリートサラリーマン。
なんでもソツなくこなし、みんなに好かれ、彼女もいて、結婚することになる。
アメリカの慣例で結婚式には「ベストマン」を選ばなくてはならない。
ベストマンとは花婿の介添人のことで、結婚式の時に花婿の隣に立って指輪をわたす係。
このベストマンは花婿の親友がやることになっている。
ところが、考えてみるとピートは愛想はよくて誰からも嫌われてはいないが、親友と呼べるほど親しい人がいなかった。
それがわかると花嫁の友人たちも、「ねえ、彼って本当は嫌な奴なんじゃないの?」と噂をし始める。
親友のいない男は信用できない。
ピートは結婚式までに大慌てでベストマンを探そうとする。