NHKの新しい朝ドラ「つばさ」のヒロインの弟の声!

 町山家では「ちゅらさん」以降、アメリカでずっとNHKの朝ドラを毎晩(夕方6時45分)観ている。
 今までのベストを挙げれば、やはりベストワンは「ちゅらさん」、2位が「ちりとてちん」、3位は「いもたこなんきん」。後はひどい。
 特に『瞳』の西田敏行演じる東北弁の江戸っ子はどうしても許せなかった(オイラは神楽坂の生まれで九段の育ち、母方のじいちゃんは日本橋蛎殻町の魚屋だ!)。 
 
 それはさておき、『つばさ』に対する我が家の期待度は大変なものだった。
 ウチの娘(9歳)は『山田太郎ものがたり』と『ヤスコとケンジ』で、多部未華子ちゃんの熱狂的なファンなのだ。『山田太郎ものがたり』と『ヤスコとケンジ』が夜8時から放送されていた毎週水曜日は、その前にがんばって宿題を終わらせるほど夢中だった。
 ただ、娘は多部未華子という名前が言えず、『山田太郎ものがたり』の役名で「タカコちゃん」と呼んでいるが。
 それはさておき、『つばさ』を見て、ウチは愕然とした。
 ヒロイン、つばさ(多部未華子)の弟の声である。
 その声を聞いたとき、最初、アニメで子供の声を当てている女性の声優が吹き替えたのかと思った。
 自分もヘンな声なので人のことは言えないが、これは、なんとも、うーん。


 それはさておき、オイラこと町山智浩が2000年9月8日(!)に出した最初の著書『アメリカ横断TVガイド』は一時絶版でしたが、このたび、少しお手ごろな値段で再リリースされました。
 あとがきも新しく書き換えました。

新版 アメリカ横断TVガイド

新版 アメリカ横断TVガイド

 まだクリントン政権時代にアメリカ大陸を西から東に横断しながら見たテレビについて「TVブロス」誌に連載したコラムを単行本化したものです。
 この本が日本で出版された数日後に911テロが起こって、アメリカはいっきにズルズルでドロドロの転落を始めるわけです。
 最後のコラムに、当時まだ大統領候補だったブッシュが登場するのが、なんとも、うーん。