ロサンジェルスをLAと呼ぶのは三浦和義のせい?

TomoMachi2008-11-10

http://www.shakaihakun.com/
より唐沢俊一の言葉を引用。

唐沢 実際、黒人もプエルトリコも、ハリウッドの持つオーラに吸い寄せられて、あそこに行けば“夢”が買えるかもしれない、という一億分の一くらいの可能性だけに望みをつないでやってくるんだな。

何が、「実際」だ!
ロサンジェルスに住むヒスパニックはメキシコ系だよ。
プエルトリコ系が住むのはニューヨークアメリカの地図、見たことないの?
アイルランドとスコットランドの違いもわからなかった唐沢俊一プエルトリコとメキシコの違いがわかるはずないか。
これよりもヒドいのはコレ。↓

唐沢 しかし逆に言うと、向こうにとっては、それだけの大物だったってことだよね。今、ロサンザルス(原文ママ)の略称は「LA」ってことになっているけど、あれ、「ロス」っていう略称が“ロス疑惑”を髣髴させて悪いイメージを与えるってことで、観光局が新しく作った略称なんだってね。つまり、三浦和義ってのは、一国の大都市の略称まで変えさせるほどの超大物だったんだ(笑)。


……もう呆れて、言葉がなかなか出ない……。
「作った略称なんだってね」って、作るなよ!
ロサンジェルスは三浦騒ぎ(84年)よりもはるかに前からずっとLAだっての!
映画や歌のセリフにも大昔から「LA」って出て来るよ。
ドアーズの「LAウーマン」は71年のヒット曲だ。
もともとアメリカ人はロサンジェルスのことを「ロス」なんて呼ばないんだよ。
そもそもロサンジェルスが市として発足した時からずっとLAが略称なの。
LAPD(ロサンジェルス市警)って聞いたことないか?


……こんな男の妄言を出版し、物書きとして生活させてしまった編集者たちは社会的責任を取るべきじゃないの?
かくいうオイラもと学会の最初の単行本『トンデモ本の世界』を編集して、ベストセラーにしてしまった。
唐沢はその本には原稿を書いておらず、続編『〜の逆襲』に短い原稿を一本書いただけだが、その後、と学会の代表のような顔をして「トンデモ」を書名につけた本を乱発して生活していった。だから、このネズミ男がウソを撒き散らしている現状にオイラもちっとは責任を感じてるよ。
だから責任取って、ウソとパクリの自称雑学王を信じてしまった哀れな読者のために、その目を開こうとしてしてるわけよ。
まったく、ムジャヒディーンに武器を送ってタリバンを育てちゃって後悔しているアメリカみたいな気分だね。