「ホット・ファズ」は男の子のドリームズ・カム・トゥルー

TomoMachi2008-07-04

日本ではついに明日、土曜日から『ホット・ファズ』が公開です!


とにかく観に行って笑って、その後、書店で映画秘宝見つけて、僕がエドガー・ライト監督にインタビューした記事を読んでやってください。
ホット・ファズ」の全シーンの解説を監督自らしてるうえに、彼の青春時代の思いも爆発してて、泣けますよ!


 もう公開だから言うけど、「ホット・ファズ」は宣伝されているような「バカ映画」なんかじゃない。
 オイラにとってはコメディですらない。ただ、熱く泣ける映画なんだ。
 これは、日本以上に閉鎖的で出口のない階級社会イギリスで、しかも退屈で就職先も遊び場もなく、老人しか住んでないド田舎に生まれ育ったエドガー・ライト監督が、地元のスーパーの商品補充係として働きながら、ハリウッドや香港のスケールのデカいアクション映画や日本の怪獣映画にあこがれ、何も起こらない行き止まりの日常を破壊する夢を見続けて、しかし、それをあきらめずに夢に向かって突き進んだ果てで、自分の故郷の田舎町でスプラッターと銃撃戦とカーチェイスと大破壊を実現したという(しかも働いてたスーパーで撮影!)、男の子のドリームズ・カム・トゥルーなんだよ。