08年暫定ベスト１映画『ハロルド＆クマー／グアンタナモからの脱出』

TomoMachi2008-04-27

まだ4月だけど今年観た映画の暫定ベストワンは『ハロルド＆クマー』シリーズの新作『グアンタナモからの脱出』！

このシリーズの主役はアメリカ映画ではめったに主役になれないアジア系コンビ。
証券会社に勤める大真面目な韓国系アメリカ人青年ハロルド・リーと、
父の後を継いで医者になるはずが落ちこぼれたインド系アメリカ人クマー・パーテル。

整理整頓が好きで真面目で女には奥手なハロルドと
オナニーばかりしてだらしないクマーはまったく正反対の性格だが、
大学時代からの親友で今もルームメイト。

前作『ハロルド＆クマー、ホワイトキャッスルに行く』では、
マリファナのせいで腹が減ったハロルド＆クマーが
東部ローカルのファストフード・チェーン「ホワイトキャッスル」のハンバーガーを求めて、
人種差別と戦いながら一晩の大冒険をするというコメディだったが、

今回、クマーはインド系なのにアラブ系のテロリストだと思われ、
ハロルドは韓国系なのに北朝鮮のテロリストだと思われ、
アメリカ政府がテロ容疑者を拷問するグアンタナモ収容所に送られてしまう！

とにかく全編ハッパ、差別、政治、セックス、そしてウンコ・ギャグの連続！
ていうか、チンコとかマン毛とかウンコとかガンガン画面に出て、死ぬほどデタラメ！

しかもクライマックスでは天下の×××が登場してスッパスパとハッパを吸いまくる！
何よりもこの映画が訴えるのは「マリファナは最高に良いもので、マリファナをやる人はみんな善人で正義の味方」というメッセージなのだ。
満員の観客もみんな、劇場に入る前に駐車場の車の中で一服吸ってきた感じでノリノリ！
もう最高！
日本公開の予定？　あるわけないじゃん！

『天才少年ドギー・ハウザー』のファンは⑦だけでも観ましょう。