トラウマ映画館①『バニー・レークは行方不明』

TomoMachi2007-02-01

若い母親が保育園で怒っている。「私の三歳の娘を預けたのに、どこに行ったの?」
しかし、彼女の娘の名前は保育園の名簿にない。
警察が母親に、娘の写真を持ってないのか? と訊くと彼女は「うちに置いてきちゃった」と言う。
そこで、彼女の自宅に行くのだが、どこにも娘の写真はない。それどころか娘の存在を証明するものは、着替えもオモチャも何も見つからないのだ!


という1965年の映画『バニー・レークは行方不明』は、その後の『フライトプラン』『フォーガットゥン』などの行方不明映画の元祖にして最高傑作。
毎週木曜日更新のPodcast「町山智浩のアメリカ映画特電」は、その『バニー・レークは行方不明』のお話をします。
http://www.eigahiho.com/podcast.html
『バニー・レークは行方不明』は現在、リース・ウィザースプーン主演でリメイクされようとしています。
今回からだいたい毎月一回のペースで「トラウマ映画館」と題して町山智浩が子どもの頃に観て忘れられないトラウマになった映画を現在の視点から分析していきます。