映画秘宝の表紙

TomoMachi2004-10-17

10月21日発売の映画秘宝の表紙が素晴らしすぎる。
これを見ながら、存在しなかった「スカイ・キャプテン」、
つまりアンジェリーナ・ジョリーが主演の映画に思いを馳せよう。


「肉迫! 滝沢乃南」という見出しは「肉薄」が正しい漢字だと思うけど
滝沢乃南の場合は「肉が迫る」ほうが正しい。


「スカイ・キャプテン」はアメリカでは興行的に失敗し、まだ製作費を回収していない。
チーム・アメリカ」も「成功」はしなかった。
チーム・アメリカ」は派手な宣伝をかけたにもかかわらず、公開三週目のアニメ「シャーク・テイル」と、ロクに宣伝しなかったビリー・ボブ・ソーントン主演の地味な大学アメフト実録映画、それも公開二週目に負けて、第三位に甘んじてしまった。
サウスパーク」劇場版は製作費2100万ドルで公開第一週の週末だけで1500万ドルを稼ぎ出したが、
それに対して製作費3200万ドルといわれる「チーム・アメリカ」の週末の興収は1212万ドルにとどまった(『華氏911』は2300万ドルだった)。


興行というのは難しい。
たとえば「キルビル」がミラマックスとしては大ヒットしたとは言っても、アメリカでの興収の合計はミラマックスの低予算ゲテモノ映画部門ディメンションの低予算映画「最狂絶叫計画」が公開第一週目だけで稼いだ額より少ないのだ。
実は今はミラマックスは斜陽で、弟会社のディメンションに食わせてもらってる状態なのだ。
もちろん日本での商売はアメリカとは違う。
アメリカでは期待以下の成績に終わった「ヴァン・ヘルシング」や「バイオハザード」も日本では当たったりしてるから「スカイ・キャプテン」や「チーム・アメリカ」も宣伝のしようで当たるかもしれない。
映画って本当に難しいよ。