オーブリー&マチュリン・シリーズの映画化『マスター&コマンダー』を観る。
原作はナポレオン戦争時代の英国海軍を舞台に、デブで酒と女が好きなオーブリー艦長と、オタクな軍医マチュリンのコンビが活躍するシリーズで、
世界中にファンがいて、二人のやおいもあるという。
映画ではなぜか南米ガラパゴス沖でフランスの軍艦と追撃戦を演じるのだが、
南米くんだりで何やってるんでしょうか?(原作では米軍が敵)。
オーブリーを演じるラッセル・クロウは原作どおりにデブで、
コーヒー好きで、バイオリンが上手で、片耳がなくて、
原作のファンを細かいディテールで喜ばせるが、
ピーター・ウィアー監督のクソ真面目でリアリズム重視の演出は、
痛快娯楽冒険小説の映画化には重過ぎるよ。