ケヴィン・コスナーがウォーターワールドを救う?

本日のTBSラジオ「キラ☆キラ」では、4月末のメキシコ湾沖のBP海底油田爆発事故と、それから続いている史上最大規模の原油流出について話しました。
ちなみに原油が漏れている海底から海面までの深さは1500メートルです!(トホホ)

95年、ケヴィン・コスナーは自分で『ウォーターワールド』という映画を企画制作しました。
地球温暖化で南北極地の氷が解け、地球全体が海におおわれた未来での冒険映画です。
「水のマッドマックス」というのがコスナーのコンセプトでしたが、彼は次から次のセックス・スキャンダルで、せっかくの人気を失い、映画は大コケしました。
その『ウォーターワールド』で、海洋問題に興味を持ったコスナーは政府の研究機関を25億円で買います。
その研究機関は油が混じった水を綺麗な水と油に分離するマシンを研究していました。
『ウォーターワールド』はコケたけど、その後ユニバーサル・スタジオのアトラクションとして大成功し、利益を上げ続けています。その利益をコスナーは15年間、石油と水の分離マシンの研究に投資し続けました。
それが今、ついに世界を救うことになりそうです。
おととい、コスナーは米議会で自分のマシンについて説明し、BPはそれを購入し、実用に向かって試用することに決めました。
これがそのマシンです。