唐沢にサリンジャー追悼記事を書かせないためです

昨日の日記に関して「サリンジャーが亡くなった日にあんな記事を書かないでほしかった」などのご意見をもらいましたので、
なぜ、書いたのか説明します。


唐沢俊一は誰か有名人が亡くなると必ずその追悼文をブログに発表します。
本当にもう、誰かが亡くなると必ず書くので、後に単行本化する、もしくは追悼文作家として売り込もうとしているのかもしれません。
しかし、その内容がどれもひどい。
その故人の生前の仕事をろくに知らないのに、なぜか必ず皮肉な口調で冷笑するというパターンを取っています。
今回も、偉大なサリンジャーについて、唐沢がまたデタラメなことを書くかと思うと我慢できなかったので、
唐沢が書く前に「お前、読んでないだろ」と釘を刺しておいたのです。
たとえば、加藤和彦さんが亡くなった翌日に唐沢はブログに以下の文章を書いています。
http://www.tobunken.com/diary/diary20091017153024.html

多才な人というのは愛情もまた、その向うところを多岐にわたらせる。
サディスティック・ミカ・バンド』のボーカル、福井ミカと75年に離婚。77年に安井かずみと再婚するが、94年に死別。97年にオペラ歌手中丸三千絵と入籍したが、00年2月に離婚。
いずれも飛んでる女性ばかりで、プロデューサー気質の人間は女性を、その女性性より才能の面において認め、惚れ込むのではないかと思う。
晩年は木村カエラを売りだすためにミカバンドを再結成するなど、かなり頑張っていたようだ。
あ、惚れたな、と聞いていてもわかった。
……それが自殺に結びついた原因でなければいいが、と思ってしまう。


この文で唐沢は「加藤和彦さんは木村カエラに恋愛したが、それが受け入れらなかったことが原因で自殺した」と憶測していますが、
その根拠は、木村カエラのミカバンドを聞いて「あ、惚れたな」とわかったからだそうです。
で、唐沢によると木村カエラ加藤和彦によって「売り出された」そうです。


加藤和彦さんの死に関して、こんなにゲスなコメントは見たことがありません。
サリンジャーについて、唐沢にまた故人を貶める追悼文を書かせたくなくて、昨日のような日記になった次第です。


また、忌野清志郎さんの死については、唐沢俊一は以下のようなことを言っています。
http://www.shakaihakun.com/vol089/06.html

唐沢 しかし、清志郎、ガン治療に西洋医学での治療法を拒否して、途中までマクロビオティックと漢方の民間療法で克服しようとしていたんだって。 (中略)
治るわけねえじゃん(笑)。玄米食うだけでガンが治るんだったら誰も苦労しないよ。
ありゃ、玄米だけ食って栄養失調になればガンに回る栄養もなくなって、進行が少し遅くなる、くらいのもんでね。ただ、体制であるところの西洋医療を拒否して、自分のやり方を貫いたという意味では、ロッカーの死に方として天晴れだと思いたい。

ここで唐沢俊一は褒め殺し的に、清志郎の死は自業自得と嘲笑している。
本当にひどすぎる。