もっとデカく、強く、速くなりたいアメリカ病の未来

TomoMachi2008-06-10

毎週火曜日午後2時からの、TBSラジオ「ストリーム!」の「コラムの花道」。
本日は、ステロイド問題を描いた映画『Bigger, Stronger, Faster(もっとデカく、強く、速く)」についてお話しします。
ポッドキャスト
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/06/610_cad3.html


副題はThe Side Effects of Being American(アメリカ人であることの副作用)。

監督のクリス・ベル自身がステロイド使用の経験あり。


身長が160センチのクリスは小学校の頃、激しいイジメにあっていた。
兄マイクは肥満で、弟マークは学習障害で、やはり学校でイジメられていた。


時はレーガン大統領が強いアメリカを押し出していた1980年代、
テレビではハルク・ホーガンが筋肉モリモリの体を誇示して「これがリアル・アメリカン(本当のアメリカ人)だ!」と叫びながら星条旗を振っていた。
映画館ではシュワルツネッガーが、スタローンが、その筋肉でアメリカを背負っていた。
大リーグでは、ホセ・カンセコとマクガイアの筋肉ブラザーズがホームラン記録を作っていた。


彼らにあこがれて、イジメられっこのベル兄弟は筋肉を鍛え始めた。
親に黙ってステロイドもやった。
筋肉モリモリになったベル兄弟は自分に自身を持つようになった。


しかし、後に彼らは知った、シュワルツネッガーもスタローンもホーガンもカンセコもマクガイアもステロイドを使っていたことを。


幻滅したクリス・ベルはステロイド使用をやめるが、調べていくとアメリカの問題はステロイドそのものにあるのではないことがわかっていく。
詳しくはラジオで!
↓予告編