ホワイト&ナーディ(白くてガリ勉)
アメリカでは最近OTAKUという言葉が定着したけど、
それまではNERD(ナード)とGEEK(ギーク)という言葉があった。
ナードは「ガリ勉」「もやし」というイメージ。
勉強はよくできるんだけど青白くてヒョロヒョロの奴を指す。
ギークはもともと見世物小屋でニワトリの首を噛み千切る野蛮人のことを意味する言葉で、そこから「キモイ奴」全部を指す言葉になった。
ギークのほうは勉強ができなくてもかまわない。日本の「オタク」はギークに近いかな。
さて、青白いナードと黒人のギャングスタラップという、遠くかけ離れた二つを、ウィアード・アル・ヤンコビックが無理やりくっつけた。
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ヤンコビックは80年代にマイケル・ジャクソンの『今夜はビート・イット』を肥満ソング『今夜もイート・イット』に替え歌して大ヒットして以来、二十年以上、替え歌一筋に歌ってきたコミック・シンガー(実は元アコーディオン奏者)。
新曲の『ホワイト&ナーディ』は、ギャングスタ・ラッパー、カミリオネアの「ライディン」の替え歌で、
Trying to catch me ridin’dirty
というリフを
Because I’m white and nerdy(だって僕は白人でナードだから)
に替えてパソコン・オタクの日常をライムしまくる。
YouTubeでビデオが観られるよ。
ちなみにヤンコビックの後ろでヘンなダンスをしてるのは、40歳以上の人ならカルピスのCMでおなじみオズモンド兄弟のダニー・オズモンド。