あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

アメリカで去年の秋にヒットした歌「Same Love(同じ愛)」のビデオです。
アメリカで保守派のキリスト教徒たちから攻撃されている、同性婚について歌っています。
素晴らしいビデオですが、歌詞がわからないと意味が不明なので、訳してみました。
ラップしている人は異姓愛者の視点から同性婚について歌っています。
途中の女性ボーカルはレズビアンとして歌っています。

小学3年の頃、僕は
自分はゲイなんだと思った
絵が得意だったし、叔父さんもゲイだったし
いつも部屋を綺麗に片付けていたから
そのことをママに言った 頬を涙が流れた
でも、ママはこう言った
「ベン、あなた、幼稚園に入る前から女の子が好きだったじゃないの」
まいった。たしかにそうだ。ママは鋭いと思ったね


(学校では)ゲイのステレオタイプが山ほど頭に詰め込まれたから
計算して男らしく振る舞った
「ああ、リトル・リーグではなかなかだったぜ」って言ったり
同性を愛する人たちには特徴がある
という先入観
保守的な人々は、同性愛は個人の選択だという
そして治療や信仰によって同性愛は治るという
体質を人為的に組み換えようとする人もいるけど
それは神を演じることだ
冗談じゃないよ
勇気あるはずのアメリカはいまだに
自分の知らないことを恐れている
僕らは誰でも神の子で、神に愛されているのに
それが忘れられている
3500年前に書かれた旧約聖書の言葉を
勝手に解釈して
どうかしてるよ


私は変われない
変わろうとしたけど
変わりたかったけど
私の愛する人 愛する人
彼女は私のぬくもり


もしも自分がゲイだと
ヒップホップに憎まれる
最近、YouTubeのコメント見たかい?
「これってゲイだよな」
なんてコメントが毎日書き込まれている
僕らは自分の言葉に麻痺してきているけど
そもそもヒップホップという文化は黒人差別から生まれた
それなのにヒップホップは同性愛を受け入れない
掲示板で人を罵倒する時は
Faggot( カマ野郎)という言葉を使う
その言葉は憎しみに根ざしているのに
ヒップホップはそれを気にしない


人々は「ゲイ」を「障害」と同義として使う
それも宗教が戦争をしかけるのと同じ程度の憎しみだ
ジェンダーから肌の色へ
色素の違いによる差別のために
ストライキや座り込みで戦ったのと同じだ
人権をすべての人に
人に違いはない
生きるんだ!
自分自身として!


教会では
違うことを教えられた
礼拝で憎しみを説くなんて
そんな祈りが聖なるものであるはずない
憎しみを教える教会では
聖水だって汚れてしまうよ


同性愛を嫌う人々を不快にさせないように
人権のために戦うのを避けて
沈黙を守り続けていたら
その権利は奪われてしまう


僕は彼らとは違うかもしれない
でもそれがどうしたっていうんだ
「すべての人が平等になるまで
誰も本当に自由ではない」
まったくその通りだ。同意するよ


PLAYボタンを押すんだ
Pauseじゃなくて
前進するんだ 進め!
目をベールで隠したままじゃ
僕らは大義に背くことになる


僕の叔父さんと愛する人との絆が
法によって守られる日がくるまで
子どもたちは心傷つくことなく
学校の廊下は歩けない


世界は憎しみに満ちている
ありのままの自分でいるよりは
死んだ方がましだと思う人もいる
同性婚が合法化されたところで
すべてを解決できるわけじゃない
でも、ここから出発すればいい
どんな法律も人を変えられない
人は自分自身で変わらなきゃ
それぞれが信じる善いものへと


僕らはみんな同じ
恐れを脱ぎ棄てれば
その下には同じ愛がある
立ち上がる時はきた


愛とは忍耐
愛とは寛容
日曜の教会で流す涙じゃない