親友の遺児にあてたビデオ「親愛なるザカリーへ」

TomoMachi2009-05-29

TBSラジオ「キラ★キラ」、毎週金曜日午後3時3分から出演してます。
本日は「親愛なるザカリーへ」というドキュメンタリー映画について話します。


監督のカート・クエンは、一歳の誕生日をむかえるザカリーのためにこのビデオを撮り始めた。
映画は「親愛なるザカリーへ」という監督の呼びかけで始まる。


僕はカート・クエン。映画監督を目指している。
 君のお父さんのアンドリューとは小学校からの親友だ。
 僕は小学校の頃から8ミリやビデオをいっぱい撮った。
 君のお父さんはいつも主演俳優だった。
 だから、君のお父さんの子供の頃から高校を卒業するまでの映像を沢山持ってるんだ。
 それを編集して君に見せるよ。
 君のお父さんはもう死んでしまったけど、それを見れば、君にそっくりだったことがわかるはずだ。

 
 それから、僕は、君のお父さんを知っている人たちに会ってインタビューする。
 小学校や中学校、高校のクラスメートや、君のお父さんが通った医大の友達、
 外科医として働いていた病院の同僚、親戚、
 彼らはカリフォルニアや、セントルイスやペンシルヴェニアやカナダやイギリスや世界中に散らばって住んでいるけど、僕はこれから彼ら全部に会いに行くつもりだ。
 君にそのビデオを見てもらって、君のお父さんがどれだけみんなから愛されていたかわかってほしいんだ。


 つまり、この映画はザカリー一人のために撮り始められたプライベート・ビデオだった。
 それが結果的に一般の映画として公開される事態になったのは、どうしてか?


 詳しくは放送で。