今のところ2007年ベストワン映画『ホット・ファズ』!
二週間のご無沙汰でした。木曜日更新のポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」、今週は『HOT FUZZ(ホット・ファズ)』というポリス・アクション・コメディを紹介します。
これは今のところ、2007年に僕が観た映画のベストワンです!
監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペグは『ショーン・オブ・ザ・デッド』のコンビ。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』は日本ではDVDスルーだったけど、英米ではスマッシュヒットのゾンビ・コメディ。
タイトル通り『ゾンビ(ドーン・オブ・ザ・デッド)』のパロディで、ジョージ・A・ロメロ監督の元祖は生き残りの主人公たちがショッピングモールに立て篭もってゾンビと闘うんだけど、『ショーン〜』のほうはイギリス人だからパブに立て篭もる。
つまりアメリカ人は世界の終わりが来るならショッピングモールに暮らしたいんだけど、イギリス人はやっぱりパブなんだよね。
で、『ホット・ファズ』だけど、HOT(イカした)FUZZ(サツ、マッポ)という意味で、サイモン・ペグ扮するロンドンの熱血警官エンジェルが、頑張りすぎたせいで警察署内で疎まれて、ド田舎の村に左遷される。
その村は犯罪率ゼロ、警察の仕事ははぐれた家畜探しか、せいぜい万引き程度。死ぬほど退屈な村でエンジェルは正義感をもてあまして爆発寸前になるのだが……。
続きはポッドキャストで!
予告編はこれ↓