ジョン・ウォーターズの「あなたを堕落させる映画劇場」

TomoMachi2006-02-08

ゲイ専門のテレビ局「HereTV」で、ジョン・ウォーターズが解説者をつとめる
「あなたを堕落させる映画劇場」が始まった。


ジョン・ウォーターズが愛してやまない、あまり知られていない映画を毎週紹介していく。
先週の第一夜は「フリーウェイ」だった。

これはリース・ウェザーズプーンの初主演作だ。
ウォーターズはひどいことを言う。
「今でこそみんなリース・ウェザースプーンの顔に見慣れちゃったけど、
この映画で初めて観た時は、なんて顔だろう!ってビックリしたよ」
レニー・ゼルウィガーも「エンパイア・レコード」で初めて観た時は「あれれ」と思ったけど、今では美人役だからね。
グィネス・パルトロウも最初に「セブン」で見たときは「あれれ」だったけど、見慣れるうちに美人のように思えてきた。
人間は慣れてくるとどんな顔でも愛しく思えるようにできてるから(そうでないと家族は成立しない)、タレントはとにかく露出を多くして人々に慣れさせるしかないんだな。
ちなみに「フリーウェイ」には続編もあって、そっちもフーテン娘映画の傑作。


第二夜は『L.I.E』。
近所のオヤジ(ブライアン・コックス)にイタズラされてきた少年がついに反乱を起こすと、そのオヤジがとんでもないことを言う。
「犯されたのは自分だけだと思ってるのか? お前の兄貴も父親もみんなわしが味見をした。わしはこの街のペニスはみんな知ってるぞ!」


たしかに「あなたを堕落させる映画劇場」かもしんない。