呪われた映画「不意打ち」について

TomoMachi2009-04-17

本日発売の月刊「小説すばる」の連載「町山智浩のトラウマ映画館」で、オリビアデ・ハビランド主演の『不意打ち』について書きました。

小説すばる 2009年 05月号 [雑誌]

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『不意打ち』は公開当時、NYタイムズで「あまりに救いが無く、暴力的。社会の害悪」とまで酷評され、製作兼脚本家がこれに反論、読者をも巻き込んで論争に発展しました。
 この映画が当時のニューヨーカーたちを怒らせたのは、その数ヶ月前に起こった陰惨な殺人事件と類似する点があったからだった。
 また、この凄まじい物語を作り出した脚本家の父親は医療機器を開発して莫大な財をなした実業家だったが、ある日、会社を訪ねてきた警官をいきなり射殺した……。