アホか

TomoMachi2004-06-17

6月10日にハリウッドで映画関係者のために『華氏911』の試写が開かれ、以下の人々が出席した。
ドリュー・バリモアジョディ・フォスターレオナルド・ディカプリオビリー・クリスタルシャロン・ストーンケヴィン・スミスデミ・ムーアダニー・デヴィート、デヴィッド・ドゥカウプニー、スパイク・ジョーンズヴィゴ・モーテンセンクリス・ロックブレット・ラトナージャック・ブラックロザンナ・アークウェット、マーティン・シーンロブ・ライナーアシュトン・カッチャー


これに対して共和党を支持する保守派団体は『華氏911』の上映を中止するよう映画館に働きかけている。
映画館のなかには、「あれを上映したら殺すぞ」という脅迫を受けたもののあるそうだ。
もちろんムーア自身も毎日山のように脅迫メールや電話を受けているのだが。


保守べったりのFOXニュース・チャンネルのオピニオン・リーダー、ビル・オライリーは番組で『華氏911』を観ないで攻撃した。
「あれはプロパガンダ映画だ! マイケル・ムーアナチスのためにプロパガンダ映画『意志の勝利』を作ったレニ・リーフェンシュタールと同じだ!」
ヒットラーから庇護されて、国家予算で映画を作らせてもらったリーフェンシュタールが国によって国民に見せられる映画で政府の宣伝をしたのと、
自分で駆けずり回って集めた資金で映画を作ったが、配給を止められて自分の会社で配給することになったムーアが自分の政治的意見を映画で述べるのが同じかね?
政府から非国民呼ばわりされ、日々、殺すぞと脅迫され、自分の集めた金で映画を作ってもMPAAに映画をR指定にされたり、映画館を脅迫されたりして妨害され続けながらも戦うムーアと、
独裁者から寵愛を受けてお姫様みたいに好きなように映画を撮ったリーフェンシュタールが同じかね?
 オライリーも、FOXという政府とべったりの会社で政府をヨイショしてるだけだから、金に困ったことも、発言を妨害されたことも、殺すぞ、と脅迫されたこともない安全圏にいるくせに何を言ってんだか。